深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
皆の表情を見る限り、莉香と同じ事を
思っていたはずだが
莉香の言葉に返事はかからない。
この重々しい空気が…
言えなくしたのかもしれない。
「……いいえ」
長い長い沈黙を破ったのは
冷静な恢斗の声だった。
皆の視線が一斉に恢斗に注がれる。
「『人』に殺された訳ではないでしょう。
皆さんも知っていますよね?…あの噂を」
その言葉を聞き、私は
ごくり、と生唾を飲み込む。
きっと、皆考えていたけど
怖くて言えなかったんだ。
恢斗はさらにその口を開く。
「あの場所で亡くなったのなら…
きっと『呪い』のせいですね」
あの場所……
そこは、この村の村人なら
誰しもが知っている場所なのだ…。