深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~

その変わり果てた姿は、
村中を震撼させた。


平和だった魔莉乃村は一夜にして
殺人現場となったのだ。


その残酷な事件があってから
住人は『トンネルのたたり』
と噂し始めたのだ。


そこで少女が亡くなっている事と


人間に出来るとは思えない
残忍さからだ。


コンクリートで固めて出口と入口を閉ざして
殺すなんて酷すぎる。


トンネルが少女の怨念を吸い取り、
侵入した輩を食べたのだ。
そう言われていた。


…それ以来誰もトンネルには近づかなくなった。


皆がトンネルの近くに行くのを恐れた。



そしてそのまま月日がたったのだ。
その間に、幽霊トンネルはいつのまにか
肝試しスポットとなり


いろんな人が遊び半分で入るようになってしまった。


だが、その後の被害者はででいない。


そのことも重なり
やはりあれは偶然だった。
そういう考えが村人に生まれ始めた。


こうして徐々に
幽霊トンネルの噂は薄れかかってきたのだ。


…でも、住人の心に深く刻まれた
なんとも悲しい事件だった。





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