深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
『っなんで……急にそんな態度とられても納得出来ないよっ!…呪いに関係してるなら
助けたい…力になりたいんだってば!』
…ごめんね、澪夜。
「……しょうがないわね。
理由だけ教えてあげる。だから今後一切…
私に近づかないで」
私は今からあなたに嘘をつく。
覚悟を決めて私は脳内で
どの嘘が効果的かよく考え、
澪夜に最低な嘘をつくことにした。
…こういうのは得意だから。
『え…』
「図書館で皆で事件のファイルを探してた時の事だったわ。…私の前に媛乃が現れたの」
『ひ、媛乃…が?』
「ええ。その時信じられないかもしれないけど…私以外の皆の時間が
止まっていたみたいなの。」