深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
ペンライトをくるくる
眠たげに回す警察官。


明らかにこの状況を快く感じていないのは見てわかった。


都会ならまだしも
こんな田舎で夜中までみはってなきゃ
ならない。


そんな状況は誰だって嫌だろう。


私だって逆の立場だったら退屈だし……。


恢斗…なにをする気なんだろう。


恢斗の行動はいちいち謎が多くて
予測できないんだよね。


「……すいません、少しお話があるのですが……」


「うわっ!?」


恢斗は真っ直ぐ警察官のもとへ
歩いていき、スマホのライトをつけ
警察官へ向けた。


闇のなか、いきなり現れた恢斗に
眠気も吹っ飛んだのか


大きく目を見開きわかりやすく
驚く5人。


「な、なんだね君は。……ってもう11時過ぎてるじゃないか。こんな夜遅くに危ないぞ、早く帰りなさい」


「……実はですね……」




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