『好き』を伝えたい
でも、もうこれが最後だ。
明日からはもう会うことはないのだ。
もともと玉砕覚悟だ。
勇気を出して。たった一言を…。
「仲村さん?どした?」
いつのまにか駅はすぐそこになっていて。
黙りこんでいた私を不思議そうにのぞきこんでいる櫻井主任が立っていた。
「…櫻井主任…、あの、私…」
『ん?』と優しく答えてくれる。
「あの…私、ずっと櫻井主任に、憧れてました!…好き。でした…」
震えて小さい声だけど、目を見て言えた。
櫻井主任は驚いたように一瞬固まった。
その姿が私を現実へと戻した。
「あの…ごめんなさい、あの、もう会えない、最後だって思ったら、どうしても伝えたくなっちゃって…。その、伝えたかっただけですから、それだけなんで…」
声だけでなく、体中が震えて力が入らなくなってきたけれど、ここはそんな事を言ってられない。
「あの!じゃ、私は、ここで…。送っていただき、ありがとうございました。あの、いろいろお世話になりました。それじゃ…」
震える足を何とか動かし駅まで走ろうとしたのだけど、
明日からはもう会うことはないのだ。
もともと玉砕覚悟だ。
勇気を出して。たった一言を…。
「仲村さん?どした?」
いつのまにか駅はすぐそこになっていて。
黙りこんでいた私を不思議そうにのぞきこんでいる櫻井主任が立っていた。
「…櫻井主任…、あの、私…」
『ん?』と優しく答えてくれる。
「あの…私、ずっと櫻井主任に、憧れてました!…好き。でした…」
震えて小さい声だけど、目を見て言えた。
櫻井主任は驚いたように一瞬固まった。
その姿が私を現実へと戻した。
「あの…ごめんなさい、あの、もう会えない、最後だって思ったら、どうしても伝えたくなっちゃって…。その、伝えたかっただけですから、それだけなんで…」
声だけでなく、体中が震えて力が入らなくなってきたけれど、ここはそんな事を言ってられない。
「あの!じゃ、私は、ここで…。送っていただき、ありがとうございました。あの、いろいろお世話になりました。それじゃ…」
震える足を何とか動かし駅まで走ろうとしたのだけど、