あずゆづ。

かああっと、顔が熱くなる。

え!?

……ええ!?

ゆゆゆゆ、ゆゆゆづくん!?


「な、な……なななああ……!?」


こんなに近くで

そんな顔で

そんな声で

そんなことを言うものだから。


「ふぼぉおっ!!!」

「あああ!?」


せっかく止まりかけた鼻血が、

さらに勢いを増して噴射されたのだった。


「テメエ……いい加減にしろよ………クソカスメガネ……」

「うぁ……面目ないデス……」


ぐっと、ゆづくんに力強くティッシュごと鼻をつままれる。

うわあ。

さすが男の子!!って感じ。


……ん?


男の…子……?


「……んだよ?」

「………」




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