過保護な騎士団長の絶対愛
「そうか、でも……あまり私を怒らせない方がいい」
「――!」
ララが叫び声にならない声をあげると、ガイルは思い切りララの身体をベッドに押し付けた。
「やめて、何をするの!?」
まとめあげた両手首をガイルはいとも簡単に片手で押え込み、ララはもうこれ以上抵抗はできなくなった。
前かがみだったガイルがベッドに乗り上げ、ララを組み敷く格好になる。ずしりとした重みを感じると、一層恐怖が増した。
「嫌ッ!」
「そうそう、私の一番好きな顔だ」
ガイルが顔を近づけて、顔を背けたララの耳にねっとりとした声で囁いた。
「泣き叫ぶあなたの姿で楽しませてもらおう」
形のいいララの耳朶を、ガイルはその長い舌でじゅるりと水音を立てて舐めあげた。
「くッ――!」
今まで経験のない気色の悪い感覚に、ララは固く目を閉じて顔を反らせた。背筋に感じた悪寒に唇を噛みしめる。
「なぜ、そこまで嫌がる? 私の王妃の座を狙って毎日のように他国の姫君が訪れてくるというのに、もしや……他に好いている男がいるとでも?」
「あなたに関係ないでしょう?」
ガイルの方に向き直って、無理やり口づけでもされたらたまったものではない。ララは頑なに顔を背けたまま身体を強張らせ、横目でガイルを睨む。
「――!」
ララが叫び声にならない声をあげると、ガイルは思い切りララの身体をベッドに押し付けた。
「やめて、何をするの!?」
まとめあげた両手首をガイルはいとも簡単に片手で押え込み、ララはもうこれ以上抵抗はできなくなった。
前かがみだったガイルがベッドに乗り上げ、ララを組み敷く格好になる。ずしりとした重みを感じると、一層恐怖が増した。
「嫌ッ!」
「そうそう、私の一番好きな顔だ」
ガイルが顔を近づけて、顔を背けたララの耳にねっとりとした声で囁いた。
「泣き叫ぶあなたの姿で楽しませてもらおう」
形のいいララの耳朶を、ガイルはその長い舌でじゅるりと水音を立てて舐めあげた。
「くッ――!」
今まで経験のない気色の悪い感覚に、ララは固く目を閉じて顔を反らせた。背筋に感じた悪寒に唇を噛みしめる。
「なぜ、そこまで嫌がる? 私の王妃の座を狙って毎日のように他国の姫君が訪れてくるというのに、もしや……他に好いている男がいるとでも?」
「あなたに関係ないでしょう?」
ガイルの方に向き直って、無理やり口づけでもされたらたまったものではない。ララは頑なに顔を背けたまま身体を強張らせ、横目でガイルを睨む。