過保護な騎士団長の絶対愛
 遂に叫び声をあげたララに欲情を煽られたガイルが、野獣のような形相をしている。寛いだ胸元から、乳白色の豊かな谷間が覗く。無意識にユリウスの名前を叫んだが、助けに来ない男の名前を呼ぶ姿が滑稽だったのか、ガイルが声をあげて笑う。


「あなたが私の物だという刻印をしなければな」

 ガイルが胸元に顔をうずめたかと思うと、谷間にチリっとした痛みが走る。

「痛ッ! な、何をしたの……?」

「あぁ、まるで薔薇の蕾のようだ。この白い肌によく映える」

 吸い上げた皮膚が、はっきりとわかるくらいに赤く色づいて、ガイルが満足げに笑む。

「い、いや……やめて」

 こんな屈辱は初めてだった。声にならない声を震わせ、肌が粟立つ。そんなララを見下してガイルはいやらしく笑みを浮かべた。

「ララ様、いい顔だ」

 ようやく手首の拘束が解かれる。じんじんと痺れてしばらくぴくりとも動けなかったが、ララはすかさずガイルの頬を思い切り叩いた。パシンという渇いた音が部屋に響き、ララはさっと素早く身を起こすと涙目でガイルを睨んだ。

「……くく、面白い。この私に手をあげるとは!」

 ララに叩かれて横向きになった顔がゆっくりと正面を向いてララをじっと見据える。そしてガイルが緩んだ胸元に手をかけて左右に引き裂こうとしたその時。
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