過保護な騎士団長の絶対愛
すると、ユリウスの肩口からまるで雪崩のように、白銀の髪が解れてララの頬をさっと掠めた。ララは思わずその姿に見惚れてしまい、言葉を発することができなかった。ユリウスがふぅっと小さくため息をつくと同時に、呆然としているララの手を取り身を起こす。
「不覚ながら、私が完全に避けるよりも前にララ様の剣の方が早かったようです。おかげで髪紐が切れてしまいました」
ユリウスの髪を下ろした姿を久しぶりに見た。背中までまっすぐに伸びた美しい髪だ。
長年ユリウスを見てきているというのに、こんなにも精悍な顔立ちだっただろうかと、ララは改めて思い知らされた。
「危うくあなたの髪を切り落としてしまうところだった……」
ララは服についた汚れを叩きながら言うと、ユリウスはクスクスと笑った。
「ララ様、剣を持つのであれば、情けは無用です。それが時に命取りになる」
ユリウスはララの背後に回ると、剣を持つララの手に自分の手を重ねる。ぴたりと密着した背中とユリウスの胸板にララはドキリとする。
「振り下ろされた剣を受ける時には、刃の部分で受けてはいけません。棟でこの高さで受けた方がいい」
棟とは刃とは逆の部分のことを言う。刃を使えば刃こぼれや、曲りの原因にもなり剣が使い物にならなくなってしまう。
「不覚ながら、私が完全に避けるよりも前にララ様の剣の方が早かったようです。おかげで髪紐が切れてしまいました」
ユリウスの髪を下ろした姿を久しぶりに見た。背中までまっすぐに伸びた美しい髪だ。
長年ユリウスを見てきているというのに、こんなにも精悍な顔立ちだっただろうかと、ララは改めて思い知らされた。
「危うくあなたの髪を切り落としてしまうところだった……」
ララは服についた汚れを叩きながら言うと、ユリウスはクスクスと笑った。
「ララ様、剣を持つのであれば、情けは無用です。それが時に命取りになる」
ユリウスはララの背後に回ると、剣を持つララの手に自分の手を重ねる。ぴたりと密着した背中とユリウスの胸板にララはドキリとする。
「振り下ろされた剣を受ける時には、刃の部分で受けてはいけません。棟でこの高さで受けた方がいい」
棟とは刃とは逆の部分のことを言う。刃を使えば刃こぼれや、曲りの原因にもなり剣が使い物にならなくなってしまう。