過保護な騎士団長の絶対愛
「ねぇ、ステイラ……ずっと同じ殿方のことを考えてしまうのって、変かな?」
「はいっ!?」
突然の質問にステイラの手が止まる。目を丸くして驚いた顔と鏡越しに目が合う。
「今どうしているかな? とか、どこにいるのかな? とか考えてしまうのって、どうしてだと思う?」
「ララ様……」
いままでにない感情だった。ララの中には常にユリウスがいた。彼のことを考えるだけで胸が締め付けられるような、泣きたくなるような衝動に駆られる。それにもっとユリウスのことを知りたい。ユリウスは知ろうとすると自分からするっとすり抜けてしまう。
「その殿方とは……もしやユリウス様のことですか?」
「えっ!?」
名前を出した覚えはないのに、ステイラはぴしゃりと言い当てる。ララもあからさまに驚いて、つい反応してしまった。目を細め、まるで自分の娘のように慈しむ視線を向けられて、ララは「違う」とは言えなくなってしまった。
「ユリウス様、のことなのですね?」
「う、うん……どうしてわかったの?」
いけないことが明るみに出てしまったような気分になった。ララは何も言えずに俯いていると、そっと肩に手を乗せられた。
「ずっとララ様を見てきたのですよ? まるで娘のように。わからないわけないではありませんか」
ステイラがふふっと柔らかく微笑む。実の母親はいないが、ララはステイラを母親のように慕っていた。こういう他人には言えないような話も、すんなり抵抗なく話せてしまう。
「はいっ!?」
突然の質問にステイラの手が止まる。目を丸くして驚いた顔と鏡越しに目が合う。
「今どうしているかな? とか、どこにいるのかな? とか考えてしまうのって、どうしてだと思う?」
「ララ様……」
いままでにない感情だった。ララの中には常にユリウスがいた。彼のことを考えるだけで胸が締め付けられるような、泣きたくなるような衝動に駆られる。それにもっとユリウスのことを知りたい。ユリウスは知ろうとすると自分からするっとすり抜けてしまう。
「その殿方とは……もしやユリウス様のことですか?」
「えっ!?」
名前を出した覚えはないのに、ステイラはぴしゃりと言い当てる。ララもあからさまに驚いて、つい反応してしまった。目を細め、まるで自分の娘のように慈しむ視線を向けられて、ララは「違う」とは言えなくなってしまった。
「ユリウス様、のことなのですね?」
「う、うん……どうしてわかったの?」
いけないことが明るみに出てしまったような気分になった。ララは何も言えずに俯いていると、そっと肩に手を乗せられた。
「ずっとララ様を見てきたのですよ? まるで娘のように。わからないわけないではありませんか」
ステイラがふふっと柔らかく微笑む。実の母親はいないが、ララはステイラを母親のように慕っていた。こういう他人には言えないような話も、すんなり抵抗なく話せてしまう。