王太子殿下は無垢な令嬢を甘く奪う
どんなふうに思われているのかなんて考えもしていなかった。
ましてや思ってもみなかった国王からのお墨付きに、無知の恥ずかしさを思い知り、同時に初めて両親へ尊敬の念を覚える。
自分の両親を誇りだと思えることに、心から感謝した。
「家柄については申し分ない。そもそも、ウィリアムが選んだ相手にとって、その家柄は選べるものではないからな。
重要なのは、マリーアンジュ。君が愚息のことをどの程度考えているか、だ」
心臓を貫くようなサファイア色の眼光に、マリーは背筋を固めるほどの緊張が走った。
ウィルが言った通りだ。
彼をどれだけ想っているかを、国王へ伝えなければいけないのだ。
「気兼ねせず話すといい。君の本当の心が知りたい」
優しく細められる国王の目元に、ウィルの面影を見る。
自分が心から想っている相手の父は、間違いなくこの国の王だ。
その圧倒的な存在に怖気づきそうになりながらも、ウィルを愛していることはそれを凌駕するほどの強さを持っている。
ましてや思ってもみなかった国王からのお墨付きに、無知の恥ずかしさを思い知り、同時に初めて両親へ尊敬の念を覚える。
自分の両親を誇りだと思えることに、心から感謝した。
「家柄については申し分ない。そもそも、ウィリアムが選んだ相手にとって、その家柄は選べるものではないからな。
重要なのは、マリーアンジュ。君が愚息のことをどの程度考えているか、だ」
心臓を貫くようなサファイア色の眼光に、マリーは背筋を固めるほどの緊張が走った。
ウィルが言った通りだ。
彼をどれだけ想っているかを、国王へ伝えなければいけないのだ。
「気兼ねせず話すといい。君の本当の心が知りたい」
優しく細められる国王の目元に、ウィルの面影を見る。
自分が心から想っている相手の父は、間違いなくこの国の王だ。
その圧倒的な存在に怖気づきそうになりながらも、ウィルを愛していることはそれを凌駕するほどの強さを持っている。