甘きゅん恋愛のすすめ


「………できない。自分をもっと大切にしたほうがいい」


「っ、してる!好きな人だから言ってるの!」


日向さんは泣いていた。
洸太くんだって困ってる。


でも日向さんはすごく綺麗で、小さくて可愛くて。
男の子だったらころっと行っちゃったり、しない?



「ごめん。できない」


少しの沈黙の後、それを破ったのは洸太くん。


「どうして………!?」


「彼女が、風花が大切なんだ」


「わたし黙ってるよ?都合がいい子でもいいよ?」


「俺が耐えられない。風花を絶対に裏切りたくないんだ」


優しく、それでいてしっかりと洸太くんはそう言った。

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