あずゆづ。2
どんなS発言です!?
ねえゆづくん!?
私は、ゆづくんのその表情を確認すべく顔を上げるも。
「わぷ」
それはゆづくんの大きな手が私の頭に乗せられたことで
簡単に押し戻されてしまった。
結果、ゆづくんの胸に顔を押しつけられる形になる。
「なあ?」
耳元で、低く落ち着いた声でささやくゆづくん。
どきりとした。
「梓」
「っ」
なにか…痺れ…?
体中がびりびりと、しびれた。
「ちょ、ゆづく…ぶふっ!?」
顔を上げようにもゆづくんの力強い腕に制される。
「え、何々?二人っきりになりてーだあ?」
そして今度は、あたかも私がそうしゃべっているかのように
一人で話し出す。