ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~
「レイちゃんは、今まで男に危ない目に遭ったことある?」


男に、って・・・

ハルの言葉の意味が、理解出来ないわけじゃない。

あたしだって、いい年だし。


「ないでしょ?どんなに嫌がっても、女は男に力じゃ勝てない」

「ハルが言うように、もし危ない目に遭ったら・・・」

「俺は、レイちゃんをそんな目に遭わせたくないんだよ!!」


初めて、だった。

あたしは、初めてハルが声を荒げているところを見た。

そんなハルに、ビクッと体が反応してしまう。


「・・・ごめん」


ハルは自分の行動に付いてなのか?謝罪の言葉を口にした。


「やっぱり、あの時・・・止めるべきだった」

「え?」

「反対だった。レイちゃんが、北棟に来るの」


意外な告白に、あたしは驚く。

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