ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~
ハルに、北棟に移ることを話した時。


『なら、もっと一緒に居れるね』


そう、ハルは言った。

でも、あのハルの言葉は嘘だったってこと?


「あの時、そんなこと一言も・・・」

「言えなかった。あまり感情を表に出さないレイちゃんが、嬉しそうにしてたから」


あたしのせいで、ハルは無理をしたってこと?

なんで?


「無理してまで、あたしに合わせる必要ない」


あたしは、あたし。

ハルは、ハルだ。

人だから、互いの意志はある。

だから・・・


「無理するくらいなら、一緒に居ない方が良いよ」


それが、1番良い。

あたしは、ハルを傷つけたいわけじゃない。

ハルが良い人だって、あたしは知ってるから・・・

< 50 / 213 >

この作品をシェア

pagetop