ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~
接点なんて、全くなかった2人。

そんな2人が、一緒に居てもうまくいくわけがない。

だって、あたしとハルは別の世界を生きていた2人だから・・・

それなのに、あたしが別の世界を足を踏み入れた。

それで、少しおかしくなってしまったんだ。

今のハルは、同じ棟のクラスメイト。

だから、あたしはハルの苗字である名を呼ぶのがベストだ。


「ばいばい、影山くん」


そう言い、あたしはハルに背を向け歩き出す。

ハルとの関係は・・・終わりだ。

だから、きっと・・・

さっきみたいに、意味もわからずに苛立つこともないだろう。

・・・あれ?

なんだろう?

苛立ちは、確かになくなった。

だけど、胸が痛い。

この痛みは、何?

モヤモヤとする、この想いは?

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