クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
どれくらいそんな風にしていたのか分からないけれど、リュシオンの手によってそっと身体を離されてしまった。
もっと抱き締めていて欲しかったのに。
寂しい気持になっていると、リュシオンの声が聞こえて来た。
「グレーテ」
視線が合うと今更恥ずかしさが襲って来た。
私、何度「好き」って告白したのだろう。
覚えていないけれど、しつこいくらいに訴えてしまった気がする。
顔を赤くする私に、リュシオンは切なそうに目を細めて言った。
「不安にばかりさせてしまいましたね。グレーテへの気持は態度でも言葉でも伝えていたつもりなのに、こんなに泣かせてしまうなんて」
リュシオンの言葉に私は小さく首を振った。
「リュシオンのせいじゃないわ。私との婚約を嬉しいって言って貰ったし、忙しいのに時間を作って会ってくれていたし、ベルツ家にだって無理をして送ってくれた。頭では分かっていたの、リュシオンが私のことを大切にしてくれているって……でも私、どうしてもリュシオンの一番になれる自信が持てなくて……」
「……以前もそんなことを言っていましたね。なぜですか? グレーテが自分に自信を持てない理由が分かりません」
リュシオンは本当に不思議な様子で言う。
リュシオンにまっすぐ見据えられて、私は咄嗟に応えることが出来なくなった。
今まで決して口に出来なかった私の不安の原因。
この先も言う事は無いと思っていたけれど、その決意が大きく揺らいだ。
リュシオンに黙ったままでは私はいつまでも自分に自信が持てず、どんなにリュシオンに大切にされても疑う気持を持ってしまう気がするからだ。
彼と本当に想い合う関係になりたいのなら、この気持を隠したままではきっと駄目だ。
本当のことを言ってしまって、彼を不快にさせないか、何て言われるのかとても怖いけれど……。
私は、決意してリュシオンを見つめ返す。
もっと抱き締めていて欲しかったのに。
寂しい気持になっていると、リュシオンの声が聞こえて来た。
「グレーテ」
視線が合うと今更恥ずかしさが襲って来た。
私、何度「好き」って告白したのだろう。
覚えていないけれど、しつこいくらいに訴えてしまった気がする。
顔を赤くする私に、リュシオンは切なそうに目を細めて言った。
「不安にばかりさせてしまいましたね。グレーテへの気持は態度でも言葉でも伝えていたつもりなのに、こんなに泣かせてしまうなんて」
リュシオンの言葉に私は小さく首を振った。
「リュシオンのせいじゃないわ。私との婚約を嬉しいって言って貰ったし、忙しいのに時間を作って会ってくれていたし、ベルツ家にだって無理をして送ってくれた。頭では分かっていたの、リュシオンが私のことを大切にしてくれているって……でも私、どうしてもリュシオンの一番になれる自信が持てなくて……」
「……以前もそんなことを言っていましたね。なぜですか? グレーテが自分に自信を持てない理由が分かりません」
リュシオンは本当に不思議な様子で言う。
リュシオンにまっすぐ見据えられて、私は咄嗟に応えることが出来なくなった。
今まで決して口に出来なかった私の不安の原因。
この先も言う事は無いと思っていたけれど、その決意が大きく揺らいだ。
リュシオンに黙ったままでは私はいつまでも自分に自信が持てず、どんなにリュシオンに大切にされても疑う気持を持ってしまう気がするからだ。
彼と本当に想い合う関係になりたいのなら、この気持を隠したままではきっと駄目だ。
本当のことを言ってしまって、彼を不快にさせないか、何て言われるのかとても怖いけれど……。
私は、決意してリュシオンを見つめ返す。