クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「……まさかグレーテがあの時の会話を覚えているとは思いませんでした」
リュシオンにとっても衝撃的な話だったのか、彼は深い溜息を吐いた。
「私に聞かれたことは気付いていたの?」
リュシオンは直ぐに頷く。
「リュシオンは今でもお姉様が好き?」
恐る恐る聞くと、リュシオンは真剣な目をして口を開いた。
「グレーテには嘘偽りを言いたくない。傷付けてしまうかもしれないが」
その言葉でリュシオンの気持を察した私は、胸の痛みを堪えながら頷いた。
辛い真実だったとしても、誤魔化されるよりましだからだ。
正直に言ってもらえたほうがリュシオンと向き合えるえると感じるから。
「……あの時、前辺境伯夫人に言ったとおり、私はラウラ姫に想いを寄せていました」
「うん……」
分かっていても心が痛い。
もうこの場から逃げ出したいくらいだ。
だけど、最後まで聞かなくちゃ。私がリュシオンに真実を知りたいといったのだから。
「十二歳のとき、ひとりアンテス城に来て、当時はやはり毎日が辛かった。そんな中、ラウラ姫と出会い、その優しさに触れたのです」
「……リュシオンとお姉様はそんな前に出会っていたのね」
その頃の私はまだ本当に小さな子供だ。
「アンテス領の名家出身の前辺境伯夫人は、私の母と幼い頃から親しく親友とも言える間柄だった。その縁で前辺境伯夫人は何かと私に目をかけてくれていたのです。ラウラ姫の護衛の任に就けたのもその為です」
「お婆様の実家の領地は、ベルツ家と隣あわせだと聞いているわ。それで親しかったのね」
「護衛をする為には常に側にいる必要があります。長く接している内にいつの間にかラウラ姫を主以上の気持で想っていた。決して口に出すつもりは無かったけれど、あの日一度だけ言葉にしてしまい、それをグレーテに聞かれたのです」
冷静にならなくてはと思っているけれど、やっぱり辛い。
リュシオンにとっても衝撃的な話だったのか、彼は深い溜息を吐いた。
「私に聞かれたことは気付いていたの?」
リュシオンは直ぐに頷く。
「リュシオンは今でもお姉様が好き?」
恐る恐る聞くと、リュシオンは真剣な目をして口を開いた。
「グレーテには嘘偽りを言いたくない。傷付けてしまうかもしれないが」
その言葉でリュシオンの気持を察した私は、胸の痛みを堪えながら頷いた。
辛い真実だったとしても、誤魔化されるよりましだからだ。
正直に言ってもらえたほうがリュシオンと向き合えるえると感じるから。
「……あの時、前辺境伯夫人に言ったとおり、私はラウラ姫に想いを寄せていました」
「うん……」
分かっていても心が痛い。
もうこの場から逃げ出したいくらいだ。
だけど、最後まで聞かなくちゃ。私がリュシオンに真実を知りたいといったのだから。
「十二歳のとき、ひとりアンテス城に来て、当時はやはり毎日が辛かった。そんな中、ラウラ姫と出会い、その優しさに触れたのです」
「……リュシオンとお姉様はそんな前に出会っていたのね」
その頃の私はまだ本当に小さな子供だ。
「アンテス領の名家出身の前辺境伯夫人は、私の母と幼い頃から親しく親友とも言える間柄だった。その縁で前辺境伯夫人は何かと私に目をかけてくれていたのです。ラウラ姫の護衛の任に就けたのもその為です」
「お婆様の実家の領地は、ベルツ家と隣あわせだと聞いているわ。それで親しかったのね」
「護衛をする為には常に側にいる必要があります。長く接している内にいつの間にかラウラ姫を主以上の気持で想っていた。決して口に出すつもりは無かったけれど、あの日一度だけ言葉にしてしまい、それをグレーテに聞かれたのです」
冷静にならなくてはと思っているけれど、やっぱり辛い。