クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
ホリーと盛り上がっていると、リュシオンとフレッドが近付いて来た。
「どうかしたのですか?」
気を遣ってくれているのか、リュシオンもフレッドも私がホリーと話している時は少し距離を置いて待っている。
でもあまりに長々と話していたから、何か有ったのかと心配してくれたようだった。
「大丈夫、大した事じゃないの」
「それならいいのですが……そろそろアトレゼ通りに移動しますか?」
「あっ、そうね」
頷くと、リュシオンがさり気なく隣に立ちアトレゼ方面へ案内してくれる。
ホリーとフレッドは少し後ろを歩くのだけれど、ふと思い立って私は後ろを振り返った。
「フレッド」
呼びかけるとフレッドは驚いた様子を見せた後、居住まいを正した。
「はい」
直立不動で私の言葉を待っている。
今はそんなに堅苦しくしなくていいのにと思いながら、ちらりとホリーに目を向けた。
ホリーは不安そうな顔で私を見ている。きっと余計な事を言うなと言いたいのだろう。そんなに心配しなくていいのに。
「フレッド、今日は外出に付き合ってくれてありがとう」
「い、いえ……とんでも御座いません」
立場的に私が直接フレッドに話しかける事は殆ど無いからか、慌ててしまっているようだ。
でもフレッドはリュシオンの一番の部下のようだし、ホリーの好きな相手だから一度お礼を言っておきたかったのだ。
「これからもよろしくね」
「……恐れ多い事で御座います」
フレッドががばりと腰を折ってしまったので、通りすがりの人達の視線が集まってしまった。リュシオンがすかさず言う。
「フレッド、もういい」
「は、はい」
リュシオンからの言葉には緊張しないようで、フレッドは言われた通り頭を上げる。
早く私にも慣れて欲しいものだ。リュシオンの部下なら、これから付き合いが続くのだし。
「行きましょう」
リュシオンに促され、私達はアトレゼ通りに移動した。
「どうかしたのですか?」
気を遣ってくれているのか、リュシオンもフレッドも私がホリーと話している時は少し距離を置いて待っている。
でもあまりに長々と話していたから、何か有ったのかと心配してくれたようだった。
「大丈夫、大した事じゃないの」
「それならいいのですが……そろそろアトレゼ通りに移動しますか?」
「あっ、そうね」
頷くと、リュシオンがさり気なく隣に立ちアトレゼ方面へ案内してくれる。
ホリーとフレッドは少し後ろを歩くのだけれど、ふと思い立って私は後ろを振り返った。
「フレッド」
呼びかけるとフレッドは驚いた様子を見せた後、居住まいを正した。
「はい」
直立不動で私の言葉を待っている。
今はそんなに堅苦しくしなくていいのにと思いながら、ちらりとホリーに目を向けた。
ホリーは不安そうな顔で私を見ている。きっと余計な事を言うなと言いたいのだろう。そんなに心配しなくていいのに。
「フレッド、今日は外出に付き合ってくれてありがとう」
「い、いえ……とんでも御座いません」
立場的に私が直接フレッドに話しかける事は殆ど無いからか、慌ててしまっているようだ。
でもフレッドはリュシオンの一番の部下のようだし、ホリーの好きな相手だから一度お礼を言っておきたかったのだ。
「これからもよろしくね」
「……恐れ多い事で御座います」
フレッドががばりと腰を折ってしまったので、通りすがりの人達の視線が集まってしまった。リュシオンがすかさず言う。
「フレッド、もういい」
「は、はい」
リュシオンからの言葉には緊張しないようで、フレッドは言われた通り頭を上げる。
早く私にも慣れて欲しいものだ。リュシオンの部下なら、これから付き合いが続くのだし。
「行きましょう」
リュシオンに促され、私達はアトレゼ通りに移動した。