クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
賓客をもてなす為の大食堂は、この館の中で最も華やいだ場所のようだ。
煌く巨大なシャンデリア。真紅の絨毯、調度品は一目見て上質さがわかるものだ。
部屋のいたるところに、季節の生花が惜しみなく豪華に飾りつけられている。
私が案内された席は、二番目に良い席だった。
その他、席次で私に続くのは、ベルツ家当主、その後継者へルマン。カサンドラ。
その後を、リュシオンのお父様であるカイザー家の当主や側近達が続く。
そして、一番上座はシハレフ王子のサウル様だ。
サウル様には直ぐに紹介され挨拶を交わした。
近くの席の人と談笑しながら、ゆったりと食事が進んで行く。私は当然サウル様のお相手を務める事になった。
「アンテスには何度か訪問させて頂いていますが、毎回思います。とても良い所だと」
サウル様はとても穏やかな方だった。
にこやかに当たり障りない話題を次々提供して来る気さくなところもある。
「ありがとうございます。ベルハイム王都の方へは行かれましたか?」
私も微笑みながら返事をする。
「いえまだなんです。ですがいずれ公式に訪問したいと思っています」
「そうですか。ベルハイム王宮お膝下の城下街は一見の価値があると思います。是非ご覧下さいませ」
「グレーテ姫はよく王都へ行かれるのですか?」
「いえ、私は社交シーズの間、王都の屋敷に滞在するくらいです」
それもリュシオンと結婚後は不要になるだろうけど。
「王都とアンテスは違いますか?」
サウル王子が興味深そうに問いかけてくる。
「ええ。アンテスは風光明媚な地方都市と言われていますが、王都は人が創り上げた街。その豪華絢爛さに目を奪われてしまいます」
「それは楽しそうだ」
サウル王子が明るい笑顔になる。
食事のマナーも王子らしく完璧。この場で最も高位の王族でありながら権力を振りかざす様子もない。
良かった。想像していたよりずっと良い人そうだ。
いろいろな事に興味が有りそうな様子だし、本当にただ他国の視察を兼ねた外遊なんだろう。
私は安心して、肩の力を抜き会話を続けた。
煌く巨大なシャンデリア。真紅の絨毯、調度品は一目見て上質さがわかるものだ。
部屋のいたるところに、季節の生花が惜しみなく豪華に飾りつけられている。
私が案内された席は、二番目に良い席だった。
その他、席次で私に続くのは、ベルツ家当主、その後継者へルマン。カサンドラ。
その後を、リュシオンのお父様であるカイザー家の当主や側近達が続く。
そして、一番上座はシハレフ王子のサウル様だ。
サウル様には直ぐに紹介され挨拶を交わした。
近くの席の人と談笑しながら、ゆったりと食事が進んで行く。私は当然サウル様のお相手を務める事になった。
「アンテスには何度か訪問させて頂いていますが、毎回思います。とても良い所だと」
サウル様はとても穏やかな方だった。
にこやかに当たり障りない話題を次々提供して来る気さくなところもある。
「ありがとうございます。ベルハイム王都の方へは行かれましたか?」
私も微笑みながら返事をする。
「いえまだなんです。ですがいずれ公式に訪問したいと思っています」
「そうですか。ベルハイム王宮お膝下の城下街は一見の価値があると思います。是非ご覧下さいませ」
「グレーテ姫はよく王都へ行かれるのですか?」
「いえ、私は社交シーズの間、王都の屋敷に滞在するくらいです」
それもリュシオンと結婚後は不要になるだろうけど。
「王都とアンテスは違いますか?」
サウル王子が興味深そうに問いかけてくる。
「ええ。アンテスは風光明媚な地方都市と言われていますが、王都は人が創り上げた街。その豪華絢爛さに目を奪われてしまいます」
「それは楽しそうだ」
サウル王子が明るい笑顔になる。
食事のマナーも王子らしく完璧。この場で最も高位の王族でありながら権力を振りかざす様子もない。
良かった。想像していたよりずっと良い人そうだ。
いろいろな事に興味が有りそうな様子だし、本当にただ他国の視察を兼ねた外遊なんだろう。
私は安心して、肩の力を抜き会話を続けた。