クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
食事が終ると、隣室でお酒を飲みながら寛ぐ時間になった。
私はお酒があまり得意では無いのだけれど、親交を深める場であるから、参加しない訳にはいかない。
ここでも上座のソファーに案内された私は、食事中には殆ど会話が出来なかった、ベルツ家当主から声をかけられ会話をしていた。
サウル王子は、ヘルマンとカサンドラと一緒にいる。従兄弟だけあって仲が良さそうだ。
私の前では張り詰めた雰囲気だったカサンドラは笑顔を浮かべているし、ヘルマンも私に対して見せるような緊張感は無いようだ。すっかり安心しているように見える。
サウル王子とベルツ家との関係はかなり親密のようだ。
さり気なく観察をしていると、視線を感じた。
視線の元に目を向けると、そこにはリュシオンのお父様がいた。
目が合ったけれど、目礼をされ直ぐに逸らされてしまった。
私はベルツ家当主に断った上立ち上がり、直ぐに彼の元へ向かった。
「お義父様。今お時間よろしいでしょうか?」
私が声をかけるとリュシオンのお父様は酷く驚きながら、近くのソファーに案内してくれた。
「リュシオンと婚約をしながら、きちんと挨拶が出来ておらず申し訳有りませんでした」
私がそう言いながら頭を下げると、お義父様は恐縮したように、私以上に深く頭を下げた。
「グレーテ様はアンテス辺境伯の姫君です。私如きに頭を下げてはなりません」
「いえ、貴方はリュシオンのお父様なのですから当然の事です」
お義父様の態度は意外だった。
リュシオンから聞いた話と、外見の印象からもっと厳しい武人そのものといった人柄を想像していたから。
だけど、実際のお義父様はとても私に気を遣ってくれていて、こうして話しているとまだ子供だったリュシオンを追放したような、非情な人物には見えなかった。
私はお酒があまり得意では無いのだけれど、親交を深める場であるから、参加しない訳にはいかない。
ここでも上座のソファーに案内された私は、食事中には殆ど会話が出来なかった、ベルツ家当主から声をかけられ会話をしていた。
サウル王子は、ヘルマンとカサンドラと一緒にいる。従兄弟だけあって仲が良さそうだ。
私の前では張り詰めた雰囲気だったカサンドラは笑顔を浮かべているし、ヘルマンも私に対して見せるような緊張感は無いようだ。すっかり安心しているように見える。
サウル王子とベルツ家との関係はかなり親密のようだ。
さり気なく観察をしていると、視線を感じた。
視線の元に目を向けると、そこにはリュシオンのお父様がいた。
目が合ったけれど、目礼をされ直ぐに逸らされてしまった。
私はベルツ家当主に断った上立ち上がり、直ぐに彼の元へ向かった。
「お義父様。今お時間よろしいでしょうか?」
私が声をかけるとリュシオンのお父様は酷く驚きながら、近くのソファーに案内してくれた。
「リュシオンと婚約をしながら、きちんと挨拶が出来ておらず申し訳有りませんでした」
私がそう言いながら頭を下げると、お義父様は恐縮したように、私以上に深く頭を下げた。
「グレーテ様はアンテス辺境伯の姫君です。私如きに頭を下げてはなりません」
「いえ、貴方はリュシオンのお父様なのですから当然の事です」
お義父様の態度は意外だった。
リュシオンから聞いた話と、外見の印象からもっと厳しい武人そのものといった人柄を想像していたから。
だけど、実際のお義父様はとても私に気を遣ってくれていて、こうして話しているとまだ子供だったリュシオンを追放したような、非情な人物には見えなかった。