クールな公爵様のゆゆしき恋情 外伝 ~騎士団長の純愛婚~
「そうね。良かったわ、次期国王候補のサウル様が同盟に反対して下さる立場で」
「ええ。サウル王子は母君の母国を救う為にこうして私を頼って来て下さったのです!」
ヘルマンはこんな時なのに意気揚々と言う。喜んでいる場合ではないと思うけど。
「大まかな話は理解しました。何点か質問させてください」
サウル王子が目で了承を示す。
「サウル王子はなぜヘルマン殿に相談されたのですか? 事の大きさを思えばアンテス辺境伯……いえ、ベルハイム国王陛下に直接報告しても良かったと思いますが」
最初から感じていた、違和感について聞いてみる。
サウル王子はなぜ、ヘルマンに話を持ちかけたのか。
間に何人も人が入ると、行動が遅くなる。
それに、失礼ながらヘルマンに優秀な調整能力があるようには見えないから、彼を伝令役にするメリットを感じない。と言うかむしろ情報漏洩などの危険が増す気がする。
サウル王子はこの質問に備えていたかのように、直ぐに答えてくれた。
「我が国の者は私が同盟反対派な事を知っています。私が直接ベルハイム王やアンテス辺境伯に近付こうとすれば、警戒されてシハレフを出る事が出来なかったでしょう」
「だからヘルマン殿に……」
「ええ。彼が私の従兄弟だと言う事は周知の事ですし、ヘルマンは警戒する必要の無い人物だと認識されていますから」
「そうなんですね……分かりました、ご説明ありがとうございます。では私はこの事を直ぐにお父様達に伝えようと思います。」
まだ何点か気になる事はあるけれど、まずはアンテス城に一報を入れないと。
私が直接知らせるには時間がかかり過ぎてしまうから、フレッドに伝言を頼もう。
リュシオンの腹心の彼なら、アンテス城まで一気に馬でかける事が出来るはずだ。
「ええ。サウル王子は母君の母国を救う為にこうして私を頼って来て下さったのです!」
ヘルマンはこんな時なのに意気揚々と言う。喜んでいる場合ではないと思うけど。
「大まかな話は理解しました。何点か質問させてください」
サウル王子が目で了承を示す。
「サウル王子はなぜヘルマン殿に相談されたのですか? 事の大きさを思えばアンテス辺境伯……いえ、ベルハイム国王陛下に直接報告しても良かったと思いますが」
最初から感じていた、違和感について聞いてみる。
サウル王子はなぜ、ヘルマンに話を持ちかけたのか。
間に何人も人が入ると、行動が遅くなる。
それに、失礼ながらヘルマンに優秀な調整能力があるようには見えないから、彼を伝令役にするメリットを感じない。と言うかむしろ情報漏洩などの危険が増す気がする。
サウル王子はこの質問に備えていたかのように、直ぐに答えてくれた。
「我が国の者は私が同盟反対派な事を知っています。私が直接ベルハイム王やアンテス辺境伯に近付こうとすれば、警戒されてシハレフを出る事が出来なかったでしょう」
「だからヘルマン殿に……」
「ええ。彼が私の従兄弟だと言う事は周知の事ですし、ヘルマンは警戒する必要の無い人物だと認識されていますから」
「そうなんですね……分かりました、ご説明ありがとうございます。では私はこの事を直ぐにお父様達に伝えようと思います。」
まだ何点か気になる事はあるけれど、まずはアンテス城に一報を入れないと。
私が直接知らせるには時間がかかり過ぎてしまうから、フレッドに伝言を頼もう。
リュシオンの腹心の彼なら、アンテス城まで一気に馬でかける事が出来るはずだ。