捨てられた町
「僕はもうそんなに子供じゃない」


そう言うと、カエルが動きを止めた。


ガラスに映ったカエルを見ると、大きな目をギョロリと動かした。


「そうか。俺が捨てられてからも成長していたんだな」


カエルは懐かしむような口調でそう言うと、僕の肩から飛び降りて外へと飛び跳ねて行ったのだった。

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