捨てられた町
ネックレスは居心地が悪そうに身を縮めている。


僕とカエルの話を聞いて来て、本も部屋の隅っこへと逃げてしまっていた。


「ネックレス……君の持ち主は、誰?」


「言っても、いいんですか?」


ネックレスが僕を見上げてそう聞いてきた。


持ち主の名前を聞くと僕がショックを受けると、知っているような様子だ。


「……あぁ」
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