Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完
「ほらっ…持ってきたぞ。氷と濡れタオルっ」
村瀬を畳の上に寝かせると、すぐにノブアキが氷と濡れタオルと気を利かしてスポーツドリンクを持ってやって来た。
「ああサンキュ」
「救急車呼ぶか? それともライフガードの人呼ぼうか?」
「大丈夫だ…そんなに重症じゃない」
「おまえ処置できんの?」
「まあな。前に街なかでぶっ倒れたじーさんに、応急処置ほどこした人の手順見てたから。
――村瀬、パーカーの前開けるぞ」
いちおう断りを入れるが村瀬はぐったりしたままで返答はない。
何も裸にするわけじゃねーからいいか。
恥ずかしがる力もねーだろうし。
よしっ。
ジーー…
意を決してパーカーのファスナーを下ろして前を開く。
…ぅわ。
童顔村瀬のことだからてっきり体つきも幼児体型だと勝手に頭の中で方程式が出来上がっていた俺は、下着同然の村瀬の水着姿を見て目を見張った。
まるでグラビアアイドルのようにデカくてハリがあって形のいい胸、くびれた細い腰、透き通るような白い肌。
まだ男を知らないのが嘘のように魅惑的な体つきをしている…
「うほおっ…村瀬ちゃんの水着姿♪ ヤバすぎ♪ 写メ撮りたい♪ つかハメ撮…」
ボカッ…
「はひ――――…☆@#£※」
どうやら俺が見惚れていた間に、もう1人俺以外の男の目に長く触れていたらしい。
それに気づいた瞬間、俺は天に向かって拳を高々と突き上げていた。
…成仏してくれ、ノブアキ。