Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完
――…カア…カア…
夕方になり徐々に海岸から引き上げていく海水浴客。
残っているのはほとんどロマンチックな夕日を見ようとスタンバってるカップルぐらいだった。
あれからずっと村瀬はスタッフルームで寝ている。
――あのあと村瀬の水着姿に興奮したノブアキをムリヤリ眠らせ、村瀬に熱中症の処置をほどこした。
クーラーの効いた部屋に寝かせ、衣服を緩めて首と脇の下と太ももの付け根を氷もしくは濡れタオルで冷やす。
意識がなければ即病院送りだけど、村瀬は意識はちゃんとあったからそこまで重症じゃない。
『村瀬、ほら水分摂れ』
『ん…』
ミネラル成分の入った飲み物をストローで飲ます。
『あ…たし…死ん…じゃぅ?』
『バカ。ただの熱中症だ』
『…熱…中症…?』
『すぐに良くなるからちょっとここで休んでろな?』
『ぅん…』
あれから休んでいるあいだに村瀬は寝てしまったので身体にタオルケットをかけておいた。
畳に沈めてあったノブアキはたたき起こして仕事に復帰させる。
同じ部屋で寝かせておいたらノブアキのことだ、無防備な村瀬に何をするか…
万一にも村瀬に手なんか出したらたとえ旧知の仲でも俺は容赦しない。
ノブアキの股間も一生使い物にならないようにしてやる。