必然的な運命
ん?何の話をしているのだろうか。

「何が?」

「今日の同期会の事だ。なぜ朝に言わなかった」

「え?あ、いや別に言わなくてもいいかな〜って。ほら、ちゃんとご飯の準備もしていったでしょ?だからっ… 」

__グイッ

腕を引っ張られたかと思えば私の手を握って歩き出した。

「ちょ、ちょっと〜 てか何で怒ってんのよ?」

「俺にもわからん」

「はあ?」

少し強引に引っ張られてるけど、グッと掴まれている手はほんのり温かさを感じた。
< 145 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop