必然的な運命
タイミングよく、また千秋からの着信。

「もしもし」

『起きてたか。どこだ?』

「えっと、今ね、駅前のコンビニっ……

__ドンっ!

キョロキョロして前方をしっかり見いなかったから人にぶつかってしまった。

「あっ。す、すみませっ……ん、って千秋!」

携帯片手にぶっきらぼうに立っている彼。

その顔は電話と同様、少し不機嫌だ。

「おい。何で言わなかったんだ」
< 144 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop