必然的な運命
「ふっ、ふふっ… 」

「なに笑ってんだよ?」

「いや、父にも同じこと言われたな〜って。須田さんって父に似てるね……って、いたっ!」

「消毒液はしみるからな。我慢しろ」

「えぇ〜 もういいってば!こんなの舐めときゃ治るって」

「……へぇ〜 舐めたら、ね… 」

すると須田さんの顔がじわじわと私の膝の方へ近づいていき、息がかかるほどの距離に。

「ちょっ、ちょっと!」

「舐めたら治るんだろ?」
< 60 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop