必然的な運命
「紗也、ありがとう」

「いいえ。……な、なんで河原課長がここにいるんですか?彼方に行かれなくて大丈夫なんですか?」

紗也もまた私と似たり寄ったりな質問を問いかけている。

「ふっ、ハハッ。2人とも同じこと言ってるね。仲良いの?」

「麻美とは同期なんです。部署も一緒で席も隣同士なんで… 」

「そうなんだ〜 じゃあ飲み物もきたし乾杯しよっか?」

乾杯っ、と河原課長の音頭で3人のグラスが鳴った。
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