ぶっ飛びプリンセス

「モウドクソウ…皆さん名前のインパクトと毒性に騙されるんですが…」


そう言って、棚から取り出したのは"モウドクソウ"っと書かれた瓶

そこから一枚、乾燥された葉っぱを取る
そして、何のためらいもなくパクッと齧る


「ルナっ?!」


リオン様は驚いている
そんなリオン様に私の齧った葉っぱを差し出す


「食べます?大丈夫です。これは毒じゃないです」


差し出されたソレと、私を交互に見てリオン様も恐る恐る齧る


「ね?何もないですよね?」

「あぁ…でも…なんで?」


心底不思議そうなリオン様
では、説明しましょう


「モウドクソウは確かに猛毒です。でも、毒素を含有してるのは根と茎の部分なんですよ。根と茎をすり潰して、絞った液体を数日放置。放置すると成分の違いで二層に分かれる。その二層になった上澄みの方が毒薬です。大さじ一杯で死にますね」


注文票には確かにモウドクソウと書かれているが、ココにあるモウドクソウは葉っぱのみ
これでは猛毒は作れない


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