ぶっ飛びプリンセス

ドサリと床に仰向けで倒れたアイル
そのお腹から鮮血が滲んでいる


「アイル?!」


駆け寄ろうとしたら、部屋に護衛の騎士が入ってきた

その手には鞘から抜かれた剣
それは血で汚れていた


「アイルを…切ったの…?」

「邪魔…ですのでね」


騎士はニコッと笑う


「ルナ様。私と一緒に逃げましょう?」

「逃げる?何を言ってるの?」

「私が貴女を…王子から解放してあげます」


そう言って騎士は床に倒れるアイルを踏みつける


「うっ…ぁ…」


アイルが苦痛の声をあげる


「来てくれますね?ルナ様?」

「っ?!」


私が答えずにいると、再びアイルを踏む騎士


「やめてっ!!」


堪らずアイルに歩み寄り騎士の足を退ける


「アイル…アイルっ」


アイルに縋る私
しかし、アイルに返事はない

< 130 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop