ぶっ飛びプリンセス
ドサリと床に仰向けで倒れたアイル
そのお腹から鮮血が滲んでいる
「アイル?!」
駆け寄ろうとしたら、部屋に護衛の騎士が入ってきた
その手には鞘から抜かれた剣
それは血で汚れていた
「アイルを…切ったの…?」
「邪魔…ですのでね」
騎士はニコッと笑う
「ルナ様。私と一緒に逃げましょう?」
「逃げる?何を言ってるの?」
「私が貴女を…王子から解放してあげます」
そう言って騎士は床に倒れるアイルを踏みつける
「うっ…ぁ…」
アイルが苦痛の声をあげる
「来てくれますね?ルナ様?」
「っ?!」
私が答えずにいると、再びアイルを踏む騎士
「やめてっ!!」
堪らずアイルに歩み寄り騎士の足を退ける
「アイル…アイルっ」
アイルに縋る私
しかし、アイルに返事はない