ぶっ飛びプリンセス

「口を閉じろ。うるさい」


牢にリオン様の声が響く
すると、ロージィが態度を変え今度はリオン様に縋るような甘え声を出す


「リオン様…いらしてくれたのですね?お許し下さい。私、どうかしてました…貴方を想うばかり盲目になってしまいました…愛していますリオン様」


体をくねらせ、体のラインを強調する仕草
この後に及んで、無謀にも色気で攻めるロージィ


「亡きルナ様に代わり精一杯頑張ります…どうか」


あ…リオン様の纏う空気が凍った
リオン様の逆鱗に触れちゃった…


「今すぐ死ぬか?」

「っ!!」


静かに怒るリオン様の声
さすがのロージィも黙った


「おいで、ルナ」


ロージィの罵声に驚き動きを止めていた私にリオン様が声を掛ける

慌て空いたリオン様との距離を詰める
そこはロージィの牢の前だ

ロージィは私の姿に目を見開いていた

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