ぶっ飛びプリンセス
「ルナ…様?」
ロージィが驚いている
まぁ、私…死んだと思われてたらしいしね
「リオン様!ルナ様が居るって事は、私は減刑ですよね?!ここから出れますよね?!」
必死のロージィにリオン様は目もくれず言う
「俺は…ルナを返せと言ったんだ。でも、ルナは俺が連れて帰って来た。お前が連れて来て、俺に返した訳じゃない」
「そんなっ…」
崩れるロージィを無視し
その隣の牢の前に行くリオン様
私もロージィの前を通り過ぎ隣の牢に行く
そこには…項垂れ、覇気がない騎士がいた
「ルナ…確認しろ」
「はい…」
牢に近づき騎士に声を掛ける
「あの…顔を上げてもらえますか?」
私が言うと騎士はゆっくり顔を上げて私を見た
そして、泣いた