ぶっ飛びプリンセス
ボロボロと涙を流す騎士に驚く私
「ルナ様…生きておられたんですね…良かった…良かったです」
この人はロージィと違い、私が死んだ事に罪を感じていたらしい
「馬鹿な誘いに乗ったばかりに…ルナ様を危険な目に合わせてしまいました…」
それに…っと言って
私の後ろに視線を動かす騎士
「貴女様は…ちゃんと愛されていたんですね」
後ろを振り向くとすぐ近くにリオン様がいる
「リオン様…ルナ様に失礼な噂を申し上げてしまいました」
「それなら訂正した。二度と言うな」
「はい…誓います」
深々と頭を下げ
私にもう一度謝罪をする騎士
それを見届けるとリオン様はクルリと方向転換
「戻るぞ。ルナ」
「あ、はい」
これで私の確認は終了したようです