ぶっ飛びプリンセス

ボロボロと涙を流す騎士に驚く私


「ルナ様…生きておられたんですね…良かった…良かったです」


この人はロージィと違い、私が死んだ事に罪を感じていたらしい


「馬鹿な誘いに乗ったばかりに…ルナ様を危険な目に合わせてしまいました…」


それに…っと言って
私の後ろに視線を動かす騎士


「貴女様は…ちゃんと愛されていたんですね」


後ろを振り向くとすぐ近くにリオン様がいる


「リオン様…ルナ様に失礼な噂を申し上げてしまいました」

「それなら訂正した。二度と言うな」

「はい…誓います」


深々と頭を下げ
私にもう一度謝罪をする騎士

それを見届けるとリオン様はクルリと方向転換


「戻るぞ。ルナ」

「あ、はい」


これで私の確認は終了したようです

< 195 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop