ぶっ飛びプリンセス

「では、ルナ様。お食事準備しますね!少々お待ちください」


そう言ってアイルは部屋を出て行った

お食事…ご飯!
その言葉に空腹を覚える


「ルナ様。お持ちしました」


アイルが戻って来た
ワゴンには料理が載っている

凄くいい匂い!
でも…見たことがない料理?

それを見つめるアイルの顔は困惑顔


「本当に…こんなのを召し上らせていいのでしょうか?」

「え?なんで?美味しそうだよ?」


食材は何かは分からないけど…
具沢山スープ
トマトベースなのか、スープは赤い


「エムロードの伝統的な料理なんですが…その…どちらかと言えば庶民の一般料理なんですよ…コレ」


へぇー、庶民の人でもこんなに具沢山スープが食べれるなんて…エムロードはだいぶ潤っている


「こんな物をルナ様に出せとは…リオン様は何を考えているのでしょうか?」


難しい顔のアイルの言葉に合点がいく


「たぶん…私が食べたいって言ったからだ」


昨日の夜
本音大暴露した時にエムロードの美味しい物を食べたいと言った
それをリオン様は聞き入れてくれたらしい


< 26 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop