ぶっ飛びプリンセス
「では、ルナ様。お食事準備しますね!少々お待ちください」
そう言ってアイルは部屋を出て行った
お食事…ご飯!
その言葉に空腹を覚える
「ルナ様。お持ちしました」
アイルが戻って来た
ワゴンには料理が載っている
凄くいい匂い!
でも…見たことがない料理?
それを見つめるアイルの顔は困惑顔
「本当に…こんなのを召し上らせていいのでしょうか?」
「え?なんで?美味しそうだよ?」
食材は何かは分からないけど…
具沢山スープ
トマトベースなのか、スープは赤い
「エムロードの伝統的な料理なんですが…その…どちらかと言えば庶民の一般料理なんですよ…コレ」
へぇー、庶民の人でもこんなに具沢山スープが食べれるなんて…エムロードはだいぶ潤っている
「こんな物をルナ様に出せとは…リオン様は何を考えているのでしょうか?」
難しい顔のアイルの言葉に合点がいく
「たぶん…私が食べたいって言ったからだ」
昨日の夜
本音大暴露した時にエムロードの美味しい物を食べたいと言った
それをリオン様は聞き入れてくれたらしい