御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「弁当も作ったの?」

「はい。毎日出前というのも……」

「ひとつしかないぞ」


まさか、一木さんもいるの?


「これは私ので……一木さんは出前を取られると思って。それに、同じものではまずいですよね」


出前と言っても、昨日はイタリアンレストランのランチだった。
彼はこんな寄せ集めのお弁当より、そっちのほうが似合う。


「どうしてまずいんだ?」

「どうしてって……私がここに転がり込んでいることがバレたらまずいですよね」


恋愛経験のない私にだって、そのくらいはわかるのに。


「俺は別に構わないぞ」


そんな彼の発言に唖然とする。


「わ、私は困ります」


ひとつ屋根の下に、男女が一緒に暮らすって、普通は恋愛感情があるときだと思うんだけど、違うの?
普通ではない私たちの関係を説明したところで、信じてはもらえないと思うけど……。


「恋愛レッスンするって言っただろ」

「するとは言ってません!」
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