御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
『リーダーから外す』という言葉に驚き彼を見つめると、彼は私にチラッと視線を送りうなずいた。
それからすぐに電話は終わった。


「一木さん……」

「桑田は大切なことを忘れている。それを思い出すまでは降格だ」

「大切なこと?」

「そう、英莉は知っている、大切なことだ」


私は知っていて桑田さんが知らないことなんてあるの?


「さて、戦いを始めるか」


彼はそう言いながらアクセルを踏み込んだ。


会社に帰るとすぐに桑田さんのチームのミーティングが行われた。
でも、桑田さんは外され、津川さんの指示に従っている。

ミーティングルームから戻ってきた人たちは皆、目が鋭く、やる気がみなぎっている。
この人たちなら、やってくれる。


すでに後場が終わったあとだったけれど、一木さんは海外とやり取りするために電話を手に取り、英語で話し始めた。
< 152 / 344 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop