御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
私が頭を下げると彼はまたクスッと笑みを漏らす。


「もう、そんな他人行儀にしない。蓮川さん、二十四歳って聞いたけど……」

「はい、そうです」

「俺、二十六なんだけど、敬語とかそういうのいらないし。リラックスしてよ」


そうはいっても、まだそれほど彼のことを知らないので難しい。


「結構酔っちゃったみたいだね。顔が赤いよ」

「そうみたいです」


さっきから必死にどうしたらいいのか考えているのに、頭の回転が鈍いのかなにも浮かばない。


「ヤバい。ホント色っぽいな。連れて帰りたい」


夏目さんの言葉に驚き、体がビクッと震える。


「あの、私……今日は帰ります」

「あぁ、ごめん。冗談だから」


彼は冗談のつもりだったかもしれないけれど、恋愛経験のない私にはうまくかわせない。


「あぁぁ、送るから」


すぐに立ち上がった私に驚いている彼は、慌てて伝票を手にして焦っている。
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