御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「お前はたしかに男慣れしているとは言い難い。だけど、それがイヤな男ははなから相手にしなければいい。だって、そうだろ。それがお前の魅力でもあるんだ」


私の、魅力? 
そんなことを考えたこともなかった。

しかも、足りないと思っていることを『魅力』と言ってもらえるとは思ってもいなかった。

唖然として彼を見つめていると、彼は表情を緩め、再び箸を手にする。


「その、真面目なところも英莉の魅力だ。お前は自分を過小評価しすぎだ」


そう、なのかな……。
あれだけ仕事のできる一木さんに言われると、そうかもしれないなんて自惚れる。


「なんだお前。俺の言うことに不服があるのか?」

「いえ、そんな……」

「ほら、食わないと遅くなる。アジは塩辛くないぞ」


私をからかう彼はクスッと笑ってから再びアジを口に運んだ。
少し元気が出た私も、それから急いで朝食を平らげた。
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