御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「あの、お疲れですか? それなら早くおやすみ……キャッ」


彼の近くまで行き声をかけると、腕を引かれて彼の膝の上に横向きに乗せられてしまった。


「いい匂いだ」


一木さんは私の髪を一束手に取り、そんなことを漏らす。


「い、一木さんも同じシャンプーじゃないですか」

「うん。好きな女が自分と同じ香りを纏っているなんて、たまらない。髪だけじゃなく……」


彼は首元にかかっていた髪をよける。


「ここも同じ匂いだ」


そして露わになった首筋に、熱い唇を押し付ける。


「あっ……」


ヤダ。変な声が出てしまった。
慌てて口を押えると、彼はニヤリと笑い私の腰に回した手に力を込める。


「かわいいな」

「そ、そんなことは……」


さっき、彼にもっとかわいいと思ってもらいたいと思ったばかりなのに、こうして言葉にされると、頬が赤らんでいく。


「英莉。レッスン、先に進んでもいい?」

「えっ……あのっ……」
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