御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
それって……つまり、そういうこと?


「ただし、これからのレッスンは男に慣れるためじゃない。俺だけの女になるレッスンだ」


いつもよりちょっと低いトーンの声が私の心を揺さぶってくる。
彼だけの、女?


「もちろん俺は、英莉だけの男」


じわじわと幸せがこみ上げてくる。

恥ずかしくてたまらないのに、彼ともっとくっつきたい。
彼の体温を感じていたい。

私は彼の首のうしろに手を回し、ギュッと抱きついた。

すると彼はヒョイッと私を抱き上げ、彼の寝室に向かう。

どうしよう。
心臓が口から飛び出しそうだ。

大きなベッドに私を寝かせた一木さんは、私の顔の横に両手をついて、じっと私を見下ろす。


「怖い?」


怖いの、かな。
この胸の高鳴りは、怖いからなのかな?


「わかりま、せん」


正直に答えると、彼はクスッと笑う。


「それじゃあ、こうされるとイヤ?」
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