御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
『あきらめない』って……。私の帰りを待ってくれているということ? 
もう愛想をつかされているんじゃないの? 
しかも、会社も休みにしてくれているって……。


やっぱりあんなふうに逃げ出したのはいけなかったかもれない。
ちゃんと話し合うべきだったのかも。

でも、嘘をついたのは、淳也さんのほうだ。

あゆみは私を過大評価している。本当は小心者なの。


泣きすぎのせいか、はたまた眠れなかったせいか、頭痛がひどくなってきてしまった私は、洗濯だけ済ませて布団にくるまってじっとしていた。

ふかふかのあのベッドは、レンタルの布団とはまるで違った。
毎日疲れて帰ってきても、次の日には元気になった。


でも、本当はベッドが恋しいわけじゃない。
彼と過ごした幸せな時間が、恋しくてたまらないのだ。


結局、昼過ぎまでそのまま過ごし、ノソノソと布団を出た。
淳也さんがいないと、なにも手につかない。
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