御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
それから彼は自分のデスクに戻り、私が作った弁当を食べ始めた。
てっきり食べないと思っていたので、ちょっとうれしかった。


その日、いつものように十七時で退社した私は、急ぎ足で家に帰り、夕食を作り始めた。
今、私にできるのは、おいしい食事を作って彼を迎えることくらいだ。

彼がなにを手に入れたいと思っているのかはわからない。
でも、その手伝いがしたい。


牛肉と大根の煮物をメインに何種類かのおかずをしたため、ひたすら彼の帰りを待った。

昨日と同じように、二十一時頃帰宅した彼は、やはり少し疲れているように見える。
ふたりで食事をとり、私が皿を洗っている間、彼はソファで居眠りをしていた。

そんなに睡眠不足?

もともと朝は早しい、睡眠が十分とれているというわけではなさそうだが、隙あらば寝るというような彼に首をかしげる。


だけど、そのわけがすぐにわかった。
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