御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
どうやら、英莉はすみれさんと仲良くなったようだ。


「英莉と一緒だとうまいな」

「ただのフレンチトーストじゃないですか」


彼女はクスッと笑みを漏らす。
やっぱり笑顔はいい。

材料がまともになかったのでそうなったが、十分うまい。


「いや、うまいよ。それに、英莉が元気でいてくれると、食欲もわく」

「それじゃあ、昼と夜はいっぱい作りますね。お買い物に行かなくちゃ」


そう言いながら楽しそうに微笑む彼女を見ているだけで、心が穏やかになる。


「買い物は俺が行ってくるよ。必要な物をメモしておいて?」


体力が落ちているから、無理は禁物だ。


「ありがとうございます」


英莉は小さくうなずいた。

昼近くになり、彼女を置いて買い物に出かけることにした。
スーパーは近くにあるが、慣れていないので、指定された食材の売り場がわからず右往左往してしまう。


「アイツ、すごいな」
< 338 / 344 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop