御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
まさか、今まで隣にいたのか? 
ということは、この化粧は本城が施したのか?

アイツは、化粧品会社の社長をしていて、自らもメイクができる。


「とにかく入れ。それで、どうしてこんな格好してるんだ?」

「……淳也さんがずっと看病してくれたから、なにかお礼がしたいって話したら、一番シックな洋服に着替えておいでって言われて……」


俺へのお礼と、英莉のこの姿となんの関係が?

彼女はそこまで言うと、なぜか頬を赤らめうつむいてしまう。

そのとき、ポケットに突っ込んでおいたスマホが震えた。
また本城からのメールだ。


【リボンつけるの忘れた】


リボン? ……あっ、そういうことか。


「誰からですか?」


英莉は不思議そうに俺の顔を見上げる。


「お隣さん。リボンつけるの忘れたってさ」

「リボン? 髪につけ忘れたってことかな……」


英莉は首を傾げるが、やがてハッとして目をキョロキョロさせだした。
その意味に気がついたのだろう。
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