御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
リビングに置かれているこのテーブルはガラス製で、イスは黒と白をふたつずつ。
まるでテレビドラマに出てきそうなお洒落さで、おそらく値も張るだろう。


彼が眠っていたソファは黒。
革張りで光沢も美しく、これまたお高そうだ。

部屋の片隅に置かれている、おそらく六十インチほどの大きさのテレビとスピーカーが置かれている台も、黒で真新しく、食器棚は備え付け。

あと、なにが欲しいのだろう。

収納家具? あっ、寝室の物か……。

そんなことをあれこれ考えていると「着替えておいで」ともう行く気満々だ。


「はい……」


彼の買い物に私も駆り出されるの?
そんな言葉ふと頭をよぎったものの、お世話になっている身としては反論できない。


「あ、俺が選んでやる」

「えっ……。ち、ちょっと!」


私の返事を待つことなく、スタスタとリビングを出ていく彼を追いかけると、ためらうことなく私の部屋に入り、クローゼットを開けた。
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