御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
下着を放り出してなくてよかった……。

ホッとしたのも束の間、彼はクローゼットの中からに何着か取り出し私にあて、首をひねっている。
まるで似合わないと言われているようで、心が痛い。


「これにしよう」


悩むこと数分。
彼はピンときたものがあったらしく、私に淡いピンクのワンピースを差し出した。

ピンクなんて着るの、小学生以来かも。

彼がピンクを勧める理由がわからない。
似合うとは思えないからだ。

でも、イヤだとは言えない。


「俺も着替えてくる」


彼はマイペースにそれだけ言い残して出ていった。


「ワンピースなんて久しぶり……」


トーリツツーリストも、プレジールも制服があったので、割とカジュアルな服装で出勤していた。

スカートをはくことは多かったけど、ワンピースまではいかないというか……。
だからちょっとワクワクする。
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