御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
本当に私、なにも知らなくて大丈夫だろうか。
不安になってきた。


「あー、難しいことを今話してもしょうがないかな。一木さんのアシスタントなら、一木さんから仕事の指示はあると思う。俺、今日はお茶当番なんだ。とりあえずコーヒーを淹れるから、給湯室に案内するよ」


佐橋さんが微笑んでくれるので、少し緊張がゆるんだ。


「不安?」


コーヒーを淹れ始めると、彼は私をじっと見つめる。


「えっ……はい」


おそらく顔に出てしまっているだろうから、私は正直に答えた。


「ここはグローバルアセットマネジメントでも花形の部署なんだ。そのボスにスカウトされたんだから、誇りをもってもいいよ」

「でも私……どうして採用していただけたのかもよくわからなくて」


さすがにチケットのお礼というわけではないとは思うけど、他に理由が思い当たらない。
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