哀姫―アイヒメ―II
夏「!?」
あー。
驚いちゃったか…。
私は、お父さんに人は見分けて友達を作るように言われてきたから、些細な変化に気づきやすい。
だから、苦しい顔をしていたらすぐに気づく。
夏「......紅羽ちゃんは、鋭いんだね..。皆にはバレてないと思ったんだけどなぁ...。」
『奏翔と新と亜美と龍樹は分かってると思うよ。』
夏「え?」
『だって、奏翔と新と亜美は総長だから些細な変化に気づきやすいと思うし、龍樹は夏月の背中を預けられる大切な仲間でしょ?特にいつも傍にいた人なんだから。』
奏翔や新、亜美は勿論こちらの様子を心配そうに見ていたが、龍騎は特に心配そうに見ていた。
よっぽど、大切な仲間なんだろうな。
家族同然みたいな。
『.........何があったか無理には聞かないよ。誰にだって聞かれたくないものはあるから。でも、苦しいんだったら傍にいてあげるから。......頼ってね。』